保育士ママのなるほど!育児-Kumama-

保育士経験のある一児のママのブログです。こどもの発達の過程にもとづいて、月齢・年齢に合わせた遊びや、発達を促すおもちゃを紹介します。★全国保育士養成協議会の会長表彰を受賞★

習い事にオススメのピアノ

ピアノをすると頭が良くなるってホント?

習い事の中でも、とても人気がある「ピアノ」。ピアノをすると、頭がよくなるといいますよね。でも、それって本当なの?と疑問の方も多いはず。ピアノがもたらす脳への影響について今回は詳しくご紹介致します。

●頭が良いって何?・・・前頭前野の働きが良いということ

大脳には、前頭葉(体を動かすと働く)・頭頂葉(物を触ると働く)・側頭葉(音を聞くと働く)・後頭葉(物を見るときに働く)があります。特に前頭葉の一部である[前頭前野]は、記憶力・考える力・状況判断・やる気・集中力・感情コントロールなど人間にとって重要な役割を担っています。つまり、[頭がいい]=[前頭前野の働きがいい]ということなのです。

●ピアノは前頭前野だけでなく、脳全体も使う

ピアノは、楽譜を見て、鍵盤をたたいて、音を鳴らしますよね。つまり、見て(視覚)、触って(触覚)聞いている(聴覚)のです。そして、それらを同時に行い、処理しています。(=ワーキングメモリ)

※ワーキングメモリ・・・作業記憶・作動記憶とも呼ばれ、短い時間に情報を保持し,同時に処理する能力のことを指します。同時に処理をする作業を多く行うことは脳の活性化につながります。

ピアノをすると頭が良くなるは本当だった!

ピアノは視覚・触覚・聴覚を使いながら、記憶(前頭前野の働き)を行っています。つまり、脳全体(前頭葉頭頂葉・側頭葉・後頭葉)を同時に処理しながら使うので、頭がよくなるということだったのです。また、これらの働きは、「ドーパミン」が多く出ると、更に活発に働きます。つまり、たのしくピアノをすることで効率的に頭がよくなるのです。

ドーパミン・・・運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質で、特に快を感じると多く放出されます。

ピアノを始める適切な時期は?

ピアノが脳にとても良い影響を及ぼすことが分かりました。では、ピアノはいつから始めればいいのでしょうか?

一般的には4、5歳が適齢期と言われます。これは、ピアノを弾くのに必要な、①手の大きさ②鍵盤を指で押す力③聞く力④集中力⑤リズム感⑥楽譜を読む力・・・などがある程度育っている場合が多いからです。

しかしながら、これらの能力は、ある年齢になって急に身に付くものではなく、幼い頃からコツコツと積み重ねてきた結果として表れるものです。また、ピアノに関心を持つ時期もそれぞれ違いますよね。だからこそ、ピアノを始める適切な時期は「その子によって違う」これが答えなのです。

4、5歳を過ぎていて、ピアノに関心があるなら、ピアノの習い事を始めても良いでしょう。また、4、5歳になっていなくても、音楽や楽器に関心がある場合はその気持ちを大切にしてどんどん触れる機会を作ってあげるとよいでしょう。

年齢別-音楽との関わり方-

年齢別のおおよその発達から、音楽との関わり方の一例をご紹介致します。

●1歳・・・音楽に親しむ時期

(方法)保護者の方と好きな歌を聞いたり、曲にのって自由に体を動かします。鈴やマラカス、太鼓などの簡単な楽器も使えます。簡単な手遊びも有効です。

(効果)楽しみながら、音楽に自然に親しむことができます。

●2歳・・・音楽を楽しむ時期

(方法)曲を聞いたり、歌ったりしながら、リズムにのって体を動かします。また、楽器をなんとなく拍子をとりながら鳴らしたり、多彩な音色や効果音の違いについて気付きます。

(効果)楽しみながら、音の違い・リズム・強弱を体感することができます。

●3歳・・・さまざまな音楽の種類を知り、表現する時期

(方法)集中して音楽を聞いたり歌ったり、知っている歌をドレミの音階で歌います。

(効果)音階通りに歌う力・強弱をつけて歌ったり楽器で表現する力・曲の雰囲気を感じる力(調の違いを感じ取る力)を身につけることができます。

●4歳、5歳・・・歌を音階通りにおおよそ歌うことができ、様々な楽器に触れる時期。ピアノの楽譜を読み、弾く時期

(方法)知っている歌を増やしながら、さまざまな歌を強弱や感情を込めて歌います。しっかりとリズムに合わせて歌ったり、簡単な楽器を上手に使います。実際に、出したい音をピアノで弾いて、聞きます。楽譜の読み方も教えます。

(効果)強弱・抑揚・感情を込めて歌うことができます。ピアノを実際に弾くことで、出したい音と出た音が一致する感覚をつかみます。集中して聞く力や、音階を更に理解することが出来ます。

年齢別による音楽との関わり方の<方法>と<効果>をご紹介しましたが、音楽への興味はかなり個人差があります。普段から楽しみながら音楽やさまざまな音に触れることが最も重要なことです。

臨界期から見るピアノを始める時期

聴覚には臨界期があります。その為、絶対音感に関しては6歳を超えると習得が困難であると言われています。絶対音感は必要ないという場合も、臨界期に合わせて刺激を与えるとこどもはその能力を効率的に吸収しますので、幼いころから音楽に触れることは大切であると言えます。

※臨界期とは、その能力を学習できる適切な時期のことです。臨界期を過ぎると獲得するのが難しくなります。

まとめ

楽しみながらピアノをすることは、脳の活性化に直結することがわかりました。ピアノは習い事にオススメであると言えます。また、脳の発達から見ると、ピアノだけでなく、幼いことから様々な音や音楽に触れることで、聴覚の臨界期の範囲内で効率よく刺激を受け、能力が上がることが分かりました。0歳から、「楽しい」という感覚の中で、いろんな経験ができるといいですね☆

●ピアノと電子キーボードの違いについての記事はこちらです→ピアノ・電子キーボードの違い - 保育士ママのなるほど!育児-Kumama-

●こどもにオススメの電子キーボードの記事はこちらです→乳幼児にオススメの電子キーボード - 保育士ママのなるほど!育児-Kumama-

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