保育士ママのなるほど!育児-Kumama-

現役保育士の一児のママのブログです。こどもの発達の過程にもとづいて、月齢・年齢に合わせた遊びや、発達を促すおもちゃを紹介します。★全国保育士養成協議会の会長表彰を受賞★

プラレール!その魅力と知育効果とは?

プラレールとは?

プラレールはTAKARA TOMYが発売している大人気の鉄道のおもちゃです。発売から50年以上も経つロングセラー商品で、パーツの種類も豊富。そのため、こどもの「つくりたい!」という気持ちを実現できる十分な性能と、自由にレイアウトを楽しめる工夫がこの商品にはあるのです。

プラレールの魅力

こどもは、自分でレールを組み換え、トンネルや踏切などの情景をプラスしてイメージを広げていきます。そして、自分で作ったプラレールの世界に、お気に入りの電車を走らせて夢中で遊びます。こどもは、プラレールで遊ぶ中で、想像力をかきたて達成感を味わっていくのです。保育の現場の中でも、「まだ遊びたい!」の声がたくさん聞こえてくる、そんなおもちゃなのです。

プラレールで学ぶ

プラレールが知育に役立つことをなんとなく感じている保護者の方も多いのではないでしょうか?プラレールでは、遊びながら学べることがたくさんあります。保育の弦座で感じたプラレールで学べることをまとめてみました。

①想像力を養う

つなげたレールにお気に入りの車両を走らせ、自分で作った鉄道の世界を楽しみます。レールをたくさんつなげて大きくしたり、駅やトンネルの配置を考えて自分だけのオリジナル鉄道をつくることが出来ます。また、自分だけのオリジナル鉄道を実現できるほどの商品が数多く販売されています。
②考える力が育つ

レールをどんな形につなげるか、レールの最初と最後を結ぶにはどういうつなぎ方をすればいいのか、坂をつくるにはどうしたらいいのか、たくさん車両をつなげたらスピードが遅くなるのか等さまざまな事を考え、それを実際に試す事が出来ます。自分で好きなようにレイアウト出来るようになったら、サイトや本にある見本のレイアウトを参考につくってみるのもオススメです。

プラレールの公式サイトにも見本レイアウトがあります↓

レールをつなごう!|プラレール|タカラトミー


③達成感が味わえる

レールを上手くつなぐことができた、車両をたくさんつなぐことができた、いつもより立派な鉄道をつくることができた等、プラレールで遊ぶ中で「できた!」という気持ちをたくさん感じることができます。そして、完成した様子を保護者の方に伝えたりと、「できた!」気持ちを共有できるという魅力があります。
④集中力が身に付く

プラレールで遊ぶ中で、自然に考えたり、手先を使ったりするのでいつのまにか集中力がついてきます。身に付いた集中力は、遊び以外のところでもきっと役立つことでしょう。
⑤手先が器用になる

レールをつなげたり、車両をつなぐときには、手先をつかいます。手先の運動は、脳にとても良い刺激を与えます。日常生活の中では、箸や文字を書くことなど手先の器用さが重要になってくることが多く出てきます。それぞれ練習していくわけですが、基本となる手先の器用さは、遊びの中で身につけるのが得策です。
⑥お片付けの習慣が身に付く

プラレール遊びは、レールを広げて遊ぶことが多いので場所をとります。そのため、他の遊びに移行したいときや、他の活動に移行する時にはプラレールを片付けなくてはならなくなります。お片付けすることが必要条件になるので、普段お片付けをしない子もプラレールではお片付けをする姿が見られることが多いのです。また、車両・レール、情景部品とプラレールの中でもいくつかパーツの種類があるので、数が多くなってきた頃にはパーツごとに片付ける「仕分け」が出来るように、おもちゃ箱を用意するのがオススメです。自分でおもちゃを分別して片付けるようになります。
⑦おもちゃを踏んだり、投げなくなる

プラレールは、踏んだり投げたりすると痛いですよね。そのため、物を踏まないように避けて歩いたり、投げたりしなくなります。プラレールを始める前に、「投げないお約束」をすることで、約束を守る習慣も付きます。
⑧平面・立体で表現する力がつく

プラレールは主に平面にレールを広げて電車を走らせますが、橋脚パーツを使って坂道にしたり、高架パーツや地下鉄パーツを使って高さを出す事もできます。平面にレールを広げることが上手くできるようになったらチャレンジしてみるのも楽しいです。

⑨[短い、長い]という概念が自然に身に着く

車両をつなげて、どんどん車両が長くなっていく楽しさを味わうことができます。そうすることで、短い・長いの概念が幼いうちから自然に身に付いていきます。また、レールを組みながら短いレールが必要と感じたりと、プラレールでは長さに配慮しながら遊ぶ姿が多く見られます。
⑩[2倍、半分、1/4]の概念が身に付く

レールパーツには、通常のパーツの2倍・1/2・1/4の長さのパーツがあったりします。プラレールをうまくつなげるには、どの長さのものが適切か考える中で、このような概念も身に付きます。

⑪[速い、遅い]などの概念が身に付く

車両によって、スピードが速いものと遅いものがあります。また、車両を連結していくと重くなるのでスピードも落ちます。スピードの違う車両を走らせると、速さの違いがよくわかるでしょう。

⑫協力する姿勢が身に付く

自分で最初から最後まで完成させる楽しみもありますが、保護者の方や友達と協力してひとつのものを作り上げる楽しさも味わえます。友達となら協力する楽しさの他にも貸し借りの大切さも学べるでしょう。

⑬鉄道について知ることができる

プラレールは、実在する色々な車両が販売されています。そのため、車両についての知識も増えます。また、人を乗せるための車両以外にも、荷物を乗せる為の貨物列車があることや、ドクターイエローなどの特別車両についても知ることが出来ます。

まとめ

保育士として働く中で、プラレールには多くの魅力があることを感じてきました。こどもはプラレールで楽しく遊ぶ中で、本当にいろいろなことを学んでいきます。50年以上も続くロングセラーになっているのも納得です。おこさまに何のおもちゃを買おうか迷っている方は、プラレールも視野に入れてみてはいかがでしょうか?こどもだけではなく大人も楽しめる程の魅力があるおもちゃです。

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