保育士ママのなるほど!育児-Kumama-

現役保育士の一児のママのブログです。こどもの発達の過程にもとづいて、月齢・年齢に合わせた遊びや、発達を促すおもちゃを紹介します。★全国保育士養成協議会の会長表彰を受賞★

お片付けはいつから?どうやって学ぶ?

お片付けの種類

お片付けは大きく2種類あります。ひとつめは、元の場所に戻す事。ふたつめは違う場所に収納することです。まず始めに理解しやすいのは①元の場所に戻す動作です。

①元の場所に戻す動作

この動作を理解できるようになるのは、早くて8ヶ月頃~だと思います。元の場所に戻す動作に興味を示すこどもが増えてくるのは1歳6カ月頃です。1歳6カ月を過ぎていれば、理解と実際に行える行動力が身についてくる子も多いので、1歳6カ月を過ぎているなら、お片付けにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?また、ナイナイとお片付けに関する言葉を発しているおこさまもチャレンジできる時期にきています。

お片付けを教える方法

一番簡単なのは、おもちゃを元の場所に戻すことです。普段使用しているおもちゃの場所がいつも定まっている場合はおこさまがおもちゃの場所はココなんだと理解できている事も多いです。私の家の場合は、おもちゃのカゴに何をしまう場所なのか分かるように工夫しています。こんな感じです。

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おもちゃの種類が多い場合は、カゴごとに入れるものを決めると良いです。ちなみにこのカゴはLEGOのおもちゃ箱です。この他にも「おままごと」「くるま」「でんしゃ」「がっき」「ぬいぐるみ」「つみき」などがあります。お片付けを上手に進めるコツは物をしまう場所が固定されていること②その場所が分かりやすいこと③お片付けするものが多すぎないこと④「お片付け」または「ナイナイ」など、元の場所に戻す動作を表す言葉をこどもが理解できるようにすることです。

片付けるものが多い場合は?

片付けるものが多すぎると、やらなければいけない動作が多いので時間もかかり、こどものやる気が出にくいです。そのため、一番最初の練習はひとつしまうこと。ひとつしまったら「できた!」と達成感が味わえるように、お片付けの一番最後の部分をおこさまに任せると良いです。これに慣れてきたら、ふたつ、みっつと増やしましょう。

場所を変える

おもちゃがたくさんある場所では、保護者の方がおもちゃを片付けることが当たり前になっていて、なかなか興味を持ってくれないおこさまもいます。その場合は、場所を変えてみましょう。どこでもいいのですが、例えば脱衣所などです。お風呂前やお風呂上りに1~3個のおもちゃが入っているカゴを出しておいて、それをおもちゃで遊んだらカゴに戻すように伝えます。そうすると、違う部屋ではお片付けしなかったおこさまも、数も少ないですし、片付けたあとはお風呂にいく(または、お風呂上りに飲み物を飲みに行く)など次の行動がわかっているので、お片付けしやすいです。

お片付けのほかにも・・・

上記のことができるようになると、ゴミ捨てもできるようになります。食べ終わったお菓子の袋を捨てたり、使用済みのオムツを捨てに行ったりと日常的なことからゴミ捨てを伝えられるといいですね☆また逆に、ゴミ捨てができるおこさまなら、お片付けができる要素をもっているということですので、おこさまの様子をみながら楽しくチャレンジしてみましょう!お片付けができるようになるとママもハッピーですよね☆たくさん褒めて、親子で楽しめる事柄になるといいですね☆