保育士ママのなるほど!育児-Kumama-

現役保育士の一児のママのブログです。こどもの発達の過程にもとづいて、月齢・年齢に合わせた遊びや、発達を促すおもちゃを紹介します。★全国保育士養成協議会の会長表彰を受賞★

歩くことで脳を育てる

0歳児の脳の発達

0歳児は特に五感を刺激することで、脳の活性化が促されます。生まれたばかりの頃は反射反応がありますが、成長するに従って反射反応は無くなり、一方で五感と運動神経の結びつきが出来てきます。この結びつきを強化することで、脳の活性化につながります。手先を使った動きや、体全体を使った動きを発達に合わせてたくさん体験できるようにしましょう。

1歳児からの脳の発達

1歳を過ぎると歩けるおこさまがだんだんと増えてきます。五感と運動神経の結びつきがより一層強くなり、ダイナミックな動きや細かい動きができるようになってきます。動きが活発になって大変と思うこともあるかもしれませんが、それは立派な成長の証。歩行ができるようになったおこさまの成長には、お外へお散歩に行くことを強くオススメします。できるだけおこさまの好きなように歩かせるのがポイントです。

歩ける距離(年齢別)

1歳は1km、2歳は2km、3歳は3km、4歳は4kmを歩ける能力があると言われています。運動量や普段からどのぐらい歩行しているかによって、個人差がとても大きいです。実際、私の保育経験から見ても、同じ年齢のおこさまでもかなりの個人差がありました。では1kmって実際どのくらいなのか?自宅から1kmの範囲を地図に円を描いて確認してみてください。(google mapで確認しても良いと思います)どのくらいが歩ける範囲となるのか、とても分かりやすい目安になると思います。

お散歩の仕方

お外には、家の中に無い刺激で溢れています。おこさまにとって、家から出たその瞬間から、新しい刺激。明るさ、風景、臭い、鳥や自動車の音などの新しい情報が飛び込んできます。道草が当たり前!むしろ道草することでおこさまは学習しているのです。時間の許す限り、安全な範囲でおこさまの自由にお散歩を楽しみましょう。

お散歩の工夫

①ルートを変える・・・いつも同じ道を通っていると、刺激も同じようなものになりがちです。それでも、こどもは自分なりに新しい発見をするものですが、他のルートを通るのもお楽しみのひとつにしてはいかがでしょうか?☆新しい刺激となって吸収できるばかりではなく、方向感覚も身につけることが出来ます。

②お楽しみを見つける・・・お散歩にこどもにとってのお楽しみをつくるのも大切です。例えば、公園でおやつを食べる約束をしたり、犬を見に行くことだったり、おこさまの好きなことなら何でもOKです。これにより、予測能力を身につけることが出来ます。

③グッズを利用する・・・靴や鞄、傘、長靴などお気に入りのものを身につけてお散歩に出かけます。お散歩に行くこと自体を楽しみにできるようになります。私が実践しているお楽しみグッズは色々あるのですが、例えば以前紹介したショルダーポーチなどを使うとより一層お散歩が楽しめること間違いなしです。

hoikumama.hatenablog.jp④お散歩に連れていく人を増やす、または替える

いつもママとお散歩に出かけている場合は、パパも入れて3人で。また、パパとおこさまの二人でお散歩に行くなど、一緒に行く人を変えたりするのも刺激になります。いつもお散歩に連れていく方が着目していなかったことに、注目できるきっかけになります。

まとめ

今回は、歩行がもたらす脳の発達についてやお散歩の方法についてご紹介いたしました。参考になれば幸いです(*^_^*)